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肩痛・四十肩が治らない本当の理由

肩関節の炎症ではない

 

肩痛は一般的には肩関節の炎症と言われますが、そのほとんどは背中の筋肉が固くロックしたことで肩の動く範囲が少なくなったからです。背中の筋肉が固すぎる状態で腕を動かそうとすると背中の筋肉の末端が肩の辺りなので引っ張られて痛みを発するのです。

 

これらの肩周りの筋肉を動かすと痛いからと言って動かさずに長期間放置していても全く改善にはなりません。ロックした筋肉はロックを解除してあげないと元に戻ることはありません。病院のリハビリで電気治療・ストレッチをしても残念ながら元に戻すことはできません。無理やりストレッチなどをする人がいますが、逆にロックを強めてしまい症状が悪化します。痛みを我慢して無理に腕を引っ張ったり伸ばしたりして痛みがひどくなって当院に来た人がたくさんいます。

自分の能力を超えた結果

 

野球やバレーボールをやっている方などにも同様の症状が現れます。自分の肩の筋肉の能力を超えてパフォーマンスしたことによる筋肉のロックです。腕を後ろに回そうとすると痛みが走ることが多いです。緊張や勢いで自分の限度を超えて投げ込んだり、打ち込むことはよくあることなので筋肉のロックを残したままパフォーマンスするとどんどん症状は悪化してしまいます。

 

 

 

 

肩が痛いからといっても実は肩関節自体は関係ない

肩が痛いといって肩の筋肉(上腕二頭筋)をほぐしてもあまり改善しません。実は脇の下から腰にかけてついている広背筋のロックが腕を上げられない原因となっていることが多いです。言いかえると背中の固さが四十肩、五十肩の原因です。なので病院で肩の関節や肩の筋肉に注射を打つということは全く意味がない治療です。何本打ち続けても改善はすることはありません。過去に肩の筋肉に注射されて余計に動かせなくなってしまった人が来ました。もとに戻るまでかなりの時間がかかりました。安易に肩に注射を打つことは悪いことばかりで良いことは何一つありません。

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