
肩こりが治らない本当の理由

実は腰痛が肩こりの原因
肩こりは姿勢が悪いことが原因と言われているのは多くの人が知っていると思います。なぜ姿勢が悪くなると肩がこるのかと言うと原因は骨盤が後傾してしまったからです。正常な骨盤は真っ直ぐ立っていてその時の背骨のカーブはゆるいSの字のカーブを描いていますが、骨盤が後傾してしまうと背骨のカーブがCの字になってしまい、よく言う猫背の状態になってしまいます。
しかしそこには頭蓋骨の存在が大きな原因の一つになってきます。ちなみに頭の重さはボウリングの球と同じくらいで、本来なら頭は背骨のS字カーブでバランスを取っていますが、猫背になるとバランスを取れずに前に落ちてしまいます。これでは日常生活に支障をきたしてしまうので、背中、首、肩の筋肉が頭を上げようと後ろに絶えず引っ張って姿勢を保とうとします。寝ている以外は力を込めているので次第に筋肉は疲れ果ててしまい限界を超えそうになると自ら筋肉を守るためにロックしてしまった症状が肩こり、首こりとして現れます。
まずは姿勢改善から最後は首周りを改善
いくら肩こり、首こりを治そうといろいろなマッサージ院、治療院、病院等で治療するも一時的には改善してもすぐに戻ってしまうという声を多く聞きます。それは痛みコリの症状の原因である姿勢自体を全く改善していないからです。せっかく治療して楽になったとしても立ち上がった瞬間から肩こりが始まります。突き詰めると骨盤を後傾させた原因は背骨の横、お腹の深い位置にある大腰筋という筋肉のロックです。
この筋肉がロックすると背骨と足の骨(大腿骨)を結んでいる長さが短くなり骨盤が後傾してきます。この筋肉のロックは腰痛の原因でもあるので、現在腰痛の症状が出ていない方も自覚症状が今のところ無いだけでいわゆる隠れ腰痛持ちです。
つまり、この症状を改善させて姿勢をよくしてあげれば背中、首、肩の筋肉は後ろに引っ張ろうとしなくてもいいので自然と肩こりの症状は改善していきます。
意外と侮れない首こり肩こり
慢性的な肩こり首こりで頭痛、めまい、耳鳴り、眼精疲労の症状がある人は、脳にいく血流が慢性的に足りていません。血液が足らないので苦しい状態が様々な症状を出しています。放置していると将来的には認知症、パーキンソン症候群、うつ病、メニエール白内障等の症状が出てきます。肩こり首こりは早い段階で解消しないと大変な結果を生んでしまいます。


