top of page

 

 

よく整形外科で腰痛の原因にあげられるのが腰椎すべり症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症があります。背骨がずれて脊柱管を押し込んで中の脊髄・神経が圧迫されて痛み、しびれがでるというものです。

​椎間板ヘルニアは背骨のクッション材の役割りを果たしている椎間板が飛び出て神経を圧迫して痛み痺れが出てしまったというものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


実は神経を圧迫することで痛みや痺れが出てしまったという理論は事実ではありません。世界各国の腰痛のガイドラインにもこのような原因が腰痛を引き起こしているという記述はありません。このホームページを見た今の瞬間から忘れてください。信じたところで何のメリットもありません、むしろその言葉によって痛みの原因があたかも神経圧迫であると脳が勝手に決めつけてしまい、いつまでも痛みから逃れなくなる傾向にあり、むしろデメリットにしかなりません。

歯医者さんで歯の神経を抜くとか言います。この神経はセンサーの働きをするもので感じる部分を突いたりして刺激すれば痛みを感じたり、取ってしまえば何も感じなくなります。

一方、背骨の神経は脳から各部位につながっていて脳からの信号を伝えたり、各部位からの感覚を脳に伝える為の線です。実際に微弱な電気が流れていて電線みたいなものです。例えば電球と電線でつないで灯りをつけてみてください。電線を挟んだり押したり曲げたりしても灯りは消えることがありません。しかし唯一問題があるとすれば線が切れてしまった場合です。途中で切れてしまっては電気は通らず全く反応しなくなります。

 

 

 

 

 

 

 

つまりそれは身体にとってみると麻痺になってしまいます。痛み・痺れは神経がつながっている証拠で、もし背骨の神経に問題が起こってしまったと言うなら麻痺で身体を動かせなくなってしまいます。この二つの神経という表現がゴチャゴチャになっている為、神経圧迫の話が間違いであることが見抜けなくなってしまうのです。

神経が圧迫されて痛みや痺れが出ているという話は整形外科でX線やMRI画像で診断する場合でよく言われていることですが、画像で圧迫が認められていない患者さんでも激しい腰痛がありますし、逆に痛みが無い人が他の理由で画像を撮った場合にヘルニアや脊柱管狭窄症の所見が認められることはよくある話です。腰椎椎間板ヘルニアの画像と症状は関連性が無いという結果が出ています。ネットで調べれば普通に出てきます。しかし病院などではX線やMRIに映るものでしか病名を判定できないので、いまだに昔から慣例的にそのような説明をしています。

​東大病院等の調査でも痛み等の自覚症状のある無いに関わらず痛みの原因とされてきている変形性腰椎症の症状が男性81%女性68%に認められ、このうち痛みのある人は男性2~3割、女性約4割にとどまったとあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痛みの原因は筋肉が固くなって酸欠や栄養不足によって起こっているのですから、手術で椎間板を削ったりしても改善にはならず実際に医師のすすめで手術を受けた患者さんの多くに術後も痛みや痺れの症状が残ってしまって苦しんでいる人が多くいます。手術した後も何年も痛みで苦しんでいる人が来て施術を受けたその夜痛みから開放されて何年もできなかった上を向いてぐっすり眠れたと言っていました。

 

痛みや痺れの原因は実は腰の部分の筋肉ではなくお腹の深くにある大腰筋という筋肉のロックです。短く固くなってしまった大腰筋が引っ張られてしまい痛みが出るのです。ということはいくら腰の部分にアプローチしても患部には全く届いていないのでこの治療を続けているうちは腰痛は一生治りません。本当の腰痛の原因を特定せずに無駄な治療をしている病院があまりにも多いのが現状です。

東大病院調査.jpg

​椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症と診断された方へ

bottom of page